母と先週、ウィリアムモリス展へ。
新聞の広告を見て母が行きたいねと話していたので。
幼い頃から裁縫が好きなのも、生地が好きになったのも母の影響や、感性が似ているからだと思っています。
ここ最近、好きなものが面白いぐらい似てきて。
私のお店のことや制作している商品の話もよくしています。
母がやりたかったことなのかなと感じ、いつも応援してくれているので、お店続けれるように頑張らないとと思えます。
ウィリアムモリスのテキスタイルは母が昔から好きでよく目にしていました。
既製品のバッグや日傘などを持っていたのも覚えているし、生地を購入してワンピースも作っていたようです。
私は洋裁はできないのですごいなと思います。
よく子どもの頃は私にお洋服作ってくれていたので。
幼い頃や若い頃は、ウィリアムモリスの良さがあまり分からず、興味がなかったけれど、
その世界観に惹かれたのはここ最近です。
ウィリアムモリスは建築関係から壁紙やインテリア装飾、家具、そしてテキスタイルまで手がけていたようです。
アサヒ大山崎美術館での展示には壁紙やタイル、美しいランプや椅子、テキスタイルになる前の原画など、様々な芸術作品が展示されていました。
時代を越えて美しいと思える作品に感動しました。
モリスが生きていた時代が一つひとつから感じられる不思議な感覚。
モリスの作品だけでなく、大山崎美術館があまりに素敵すぎて大興奮。
山崎にある美術館なのでてっきりサントリーの美術館だと思っていましたが、アサヒの美術館。
近くに山崎蒸留所があるし、なんでだと思ったのですが、大山崎美術館はもともとニッカウイスキー創業に関わった実業家の別荘。
一族の手から離れた貴重な文化財をアサヒが大山崎町と協力して保全したそうです。
取り壊しの危機があったようで、この建物を残すなんて素晴らしいことです。
重厚感のある英国風の山荘は大豪邸。
もういたるところがクラシックで美しく、こんな素敵な場所だと思ってもみなかったので、つくづく来てよかったと思いました。
2階にはカフェも併設してあり、コーヒーの香ばしいいい香りがしたのでちょっと休憩。
広いテラスからは大きな庭を一望できます。
雰囲気が良いお部屋の中でコーヒーをいただくことに。
またコーヒーが美味しく感じる。
期間限定のウィリアムモリス展の他に、常時展示の美術品もあり、モネを展示しているスペースも。
モネの絵画は実物を目にしたことが記憶になかったのでこちらも素敵でした。
ふんわりと浮かぶ幻想的な蓮子の花に心が洗われました。
館内をくまなく鑑賞すると、帰りは大きい庭を散策して帰りました。
庭には紫陽花や季節の花が咲き、鯉がのんびりと泳いでおりました。
大山崎美術館、また行きたい場所です。